[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
って事で思い出したかの用にやってみる。
自分が過去呼んで、面白くて未だに記憶に鮮明に残っている作品。
当時大いにはまり明らかに影響を受け何かを作った(主に当時のTRPGキャラ)作品。
それらの魅力を語っていけたらなー、って思い始めてみる。
まぁ、最近お勧めの作品を語ることが多いからまとめてみようってのも理由の一旦ですが…
んで、記念すべき(?)第一個目の紹介作品はこちら
『月と貴方に花束を』
このブログの名前の元ネタさんでもあーりますね
んじゃぁ、喋ってみますか
『月と貴方に花束を』は全六冊+外伝二冊から成るシリーズ物。
第五回電撃ゲーム小説大賞選考委員特別賞を受賞して、そのまま電撃文庫から刊行。
1999年から順を追って刊行され2003年4月を持って外伝を含め完結。
著者は志村一矢先生、イラストは椎名優先生。
ちなみに、志村先生はこれがデビュー作でもあるようですね。
~簡単なあらすじ~
主人公、月森冬馬は獣医を目指す大学生。しかも、彼は無二の血統を持つ由緒正しき人狼であった。
が、失った変身能力に加えやる気もなく、人間として過ごす日々。
そこに、親父が勝手に決めた年上の婚約相手が家にやって来て…
…こんな、もうベタすぎていっそ褒めたくなる所から始めたくなるストーリー。
主人公はイケメンだし、ヒロインは年上なのに可愛いし、姉貴は美人だし、兄貴はイケメンだし…こうやって書き出すと結構少女マンガチックだな、これ。
だが、幾ら言おうと根底にあるのは人狼の物語。闇夜に潜んで闘争したりする彼らのそれなりに血生臭い物語であります。
まぁ、展開、登場キャラなどベタはベタですがそれに目を瞑れば、結構美味しい設定が転がってたり。
滅びた血統、失われた技術、怪しい管理組織、最後の一人、どうみても怪しいボスなど等…あ、やっぱりベタい(何
しかし、これ、何でこんなに印象に残ってるかは別にあります。
多分、普通にハッピーエンドいったら、ああ、うん面白かったね、で終わったのですが…これは違うんですよね。
まぁ、大体予想は付くと思いますが、言っても精々グッドエンドって所。
悪く言えばノーマルエンド程度ですかねぇ…まぁ、個人的には大好きですが。
んで、多分ハッピーエンドに行かなかった理由はアレだ、能力バランスは最後まで最初のままだったから。
結局強いボスは強いまま、最初から強いけどやる気ない主人公も強いまま…結果として、全員生存おめでとう!とは行かずに、エンディングを迎えてますね。
イラストも、一冊毎にその話の雰囲気に合わせて発注されたのは非常にいい出来です。
特に六感の表紙、二人とも真っ白い服来てて、もうぱっと見ウェディングドレスとかに見えるのにね…見えるのにね…
実は死に装束とか無いよね、本当。
しかも、生きる屍と肉塊の決戦とかもう…泣くしかなかった
せめて、もう少し綺麗に終わらせてやりたかった…はぁ…
あ、あと、外伝でremainsってのが二冊出てますね。
こっちは本編終了後に、本編でもちょろちょろ顔出ししてたメンバーがその後どうなったかを描く物語。
本編の後味がアレだったからか、こっちはもうべったべたにハッピーエンドでしたね。
特に(どっちの巻か忘れたけど)一番最後の挿絵と、「幸せにして下さいね?」の台詞に当時なんかヘッドバンキング気味に読んでた記憶がございます。
ウボァー って甘さを誇るコレを読んでラノベらしいEDを迎えたらこのシリーズは終わりかなー。
ただ、ちょろっとよそ様の評価も見ましたけど軒並みひっくいんですよねぇ…もう、悲しくなるくらい。
まぁ、確かにそんなに内容濃いわけでもないし、文章が物凄い上手い訳でもないけど…特徴のある世界観設定とかキャラクターの個性が良く見える行動理念は好きだったんだけどなぁ…。
ちなみに、世界観とか一部キャラクターそのまま継承で続けられたシリーズで『麒麟は一途に恋をする』ってのもございます。
が、こっちは自分も未読なので評価不能です。
ただ色々引き継いでいるので、どっぷりハマッた方はそのまま読み進めると幸せになれるかもですねー。
いじょー、第一回目、俺のお勧めラノベでーした。
今回ご紹介したのは電撃文庫さんから出版されている『月と貴方に花束を』でーす。
*反転禁止ッ!w
ネタバレ注意ッ!w